大畑 才蔵(おおはた さいぞう、1642年(寛永19年)- 1720年(享保5年))は、日本の農業土木技術者。
江戸時代、紀州藩で、水利事業に大きな貢献をし、小田井用水路、
および藤崎井用水路の紀の川から引水した大規模かんがい用水・疏水工事を行った人物として知られる。
諱(いみな)を勝善という。戒名は、『浄岸慈入居士』。小田井用水には掛樋が8か所ある。
もともとは全て木製であったが、そのうち3か所「木積川渡井、龍之渡井、小庭谷川渡井」はレンガ造りのアーチ状で現在も見ることができる。
増水時には橋脚が流されるなどの水害に見舞われる恐れのある四十八瀬川の横断掛樋(龍の渡井)には、
橋台部が岩盤ということもあり、橋脚を橋台側の岩盤上に斜め掛けにするなど改良を重ねた記録が残る。
小田井用水路は、2017年10月10日メキシコ・メキシコシティーで開催された
第68回国際かんがい排水委員会国際執行理事会において世界かんがい施設遺産への登録が決定された。
(Wikipediaより)
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